通天閣VS神戸ポートタワー そんな展開ですか!

大阪の通天閣の高さが変わったという報告を受けて、確認のため最上階よりもその上の屋上へ出てみると、アンテナのような長い棒が少し伸びていました。もしかしてこれで高さが伸びたと言い張っているのでしょうか。少しでも高さを伸ばして話題になりたいという願望からなのかもしれませんが、少し狡すぎるような気も(笑)一度大阪旅行へ行った時に、通天閣にも上ってみましたが、中にはビリケンさんというご利益のある置物があり、足の裏を撫でるといういいという事で丁寧に撫でて帰ってきました。これによりいい出会いもあったので、もしかしたら本当にご利益のある者なのかもしれませんね。

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大阪のランドマーク「通天閣」が10月、頂上部の避雷針を5メートル伸ばした。これにより高さが103メートルから108メートルとなり、神戸ポートタワー(神戸市中央区)に並んだ。「この“背伸び” ズルくない?」。神戸市民の一人として、こんな思いにかられてしまう。法律上の解釈はどうなのか。国土交通省に問い合わせてみると…。(小川 晶)

60周年記念のタワーカレーうどん

開業60周年の話題づくりの一環で、3メートルの避雷針を8メートルに付け替え、10月1日にお披露目した通天閣。運営会社「通天閣観光」の高井隆光副社長がポートタワー側に伝えた。

「ほんまはもっと伸ばせたんですけどね、同じ108メートルで合わせておいた方がいいと思って」

ポートタワーを管理する「神戸港振興協会」の村田秀夫振興部長が笑う。「『はあ、そうですか』という感じで。こちらは対抗するつもりもありませんし、冷静に対応します」

追いついた側と追いつかれた側で分かれる反応。背伸びの是非を見極められるような客観的な指標を国交省に尋ねると、建築基準法があるという。

その際に重要なのが、通天閣が本体のかさ上げではなく、避雷針で高さを稼いだ点だ。同法では、一定規模の建築物などについて、安全性や景観への影響が少ない「屋上突出物」を高さに算入しないと規定している。鬼瓦や手すりなどに加え、避雷針もその屋上突出物に含まれるという。

この規定が適用される両タワーに避雷針の位置付けを確認すると、「構造上、屋上突出物に当たる」との認識で一致した。国交省の担当者は「建築基準法の解釈では、避雷針を伸ばしたところで、高さは全く変わりません」と説明する。

同法の基準に照らして、避雷針を除いた両タワーの高さを比べてみると-。

通天閣は100メートル。一方で、避雷針が8・9メートルのポートタワーは99・1メートルとなり、そもそも通天閣が90センチ上回っていたことになる。

背伸びに約3千万円の資金を投じたという通天閣観光。「法律上では勝っていたとは…」と驚きを隠せない高井副社長。でも「タワーの高さは、やっぱり見た目。追いついてよかったと思っています」と苦笑する。

■ところで京都タワーは…

神戸ポートタワーや通天閣だけでなく、各地のタワーでも、避雷針を含めた高さを公表するのが一般的になっている。全国20カ所のランドマークで運営する「全日本タワー協議会」の担当者は「少しでも高い方がアピールにつながると考えるからでしょうか」と分析する。

古都の駅前にそびえる京都タワーは、高さを「地上131メートル」と公表。通天閣や神戸ポートタワーの108メートルよりも頭一つ抜けている。

だが、高さ31メートルのホテルの屋上に設置されているため、タワー本体の高さは100メートル。避雷針の長さを除くと91・15メートルで、いずれも両タワーより低い。

一方、日本一の高さを誇る「東京スカイツリー」は、頂上部に2メートルの避雷針があるが、見た目も建築基準法上も高さは634メートルという。広報担当者は「避雷針も含めた一体的な構造という認識で、屋上突出物には当たらない」と説明する。

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