まとめサイトの盗用、どう対処? 弁護士「プロじゃなくても使用料請求」「出典書いても不十分」

まとめサイトの著作権問題により、多くのサイトが閲覧できなくなっています。私がよく参考にしていたサイトも全ての記事が削除され見れなくなってしまったので困っています。個人的には著作権乱用でもなんでもいいので、見たい情報をいつでも見られるようにしてほしいところです。どこのサイトでも似たような内容が使われているのは誰もが知っていたことだと思います。それを誰も指摘してこなかったという事は、、それだけ多くの利用者が無言の了解をしていたということでしょう。

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一般ユーザーの投稿記事を載せる「まとめサイト」で問題化している記事の無断盗用。自分の文章や写真が盗用されたとき、どのような対応が考えられるのでしょうか。著作権法に詳しい、骨董通り法律事務所(東京・港区)の小林利明弁護士に話をうかがいました。

引用するには「3条件」

――まとめサイトの記事は、あちこちのサイトの文章や画像を転載しているものが大半です。どんな法的根拠で可能になっているのですか?

根拠となるのは著作権法です。この法律で大前提となるのが、他人の著作物を無断では使えないということです。

――まず前提として無断転載はダメと。

はい。

そのうえで条件付きで、著作権者の許可がなくても他人の著作物を「引用」することを認めています。その目的は、新しい創作・文化活動をサポートするためです。

最高裁の判例によれば、公表された著作物を適法に「引用」するためには以下の3条件をすべて満たす必要があります。

(1)引用部分がカギ括弧や注釈などで、本文と明確に区分されている。

(2)本文の分量が引用部分を大きく上回るなど、本文が「主」、引用部分が「従」の関係になっている。ただし、量だけでなく質的にも「主従」の関係が必要。

(3)どこから引用したのか出典が明記されている。

出典を書くだけでは不十分

――そうなると、まとめサイトによくある、他サイトからの転載を組み合わせた記事は・・・

オリジナルな「主」と言える部分が少なく(2)の主従関係が成立しない場合が多いでしょう。だとすると、適法な引用とは認められません。

――それは、転載元がいろいろなサイトに分散していても?

はい。他人の著作物を寄せ集めただけならば「引用」とはいえないでしょう。

――大量の画像を転載して、一つ一つに出典を記載している記事もよくあります。

出典さえ明記しておけば引用ができるという誤解も少なくないようですが、さきほどの条件の(1)と(2)もすべて満たさないと、適法な引用とは認められません。出典を記すだけでは、不十分です。

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