NYの「トランプ」ビル、住民の要望で名称変更へ

ニューヨークにあるトランプ氏の名前の入ったトランプタワーの名前が外されるようです。反トランプで支持していなかった市民からの強い要望があったのでしょう。なんだかここまで嫌われると同情すらしてしまいそうな勢いですが、確かに支持していなかった住民からしたら、同じ名前の家に住むのは嫌かもしれませんね。住民からの要望でビルの名前が変わるなんて異例の事態だと思いますが、こういったことが起こるからこそ、トランプ氏の発言がどんどん控えめになっていくのでしょう。

image

次期米大統領に選出されたドナルド・トランプ氏の名がつく高層アパートから、「トランプ」の名前が外されることになった。地元で不人気なトランプ氏の名称がつく物件に住むのは恥ずかしいとして、居住者からクレームが出ていたという。

物件を所有するエクイティ・レジデンシャルの発表によれば、名前が変更されるのはニューヨーク市ウエストサイドにある「トランプ・プレイス」と呼ばれる3棟の高層マンション。同社は住人に対してメールで変更を通達し、今後は住所をもとにした「140リバーサイド大通り」などの「中立な」名称にすると伝えた。また、名前を変更することで「現在の居住者にも将来住むことになる人にも気に入ってもらえる」と同社の通達には記載されている。

富豪であるトランプ氏が開発した他の物件と同様、トランプ・プレイスの正面には「トランプ」の文字が大きく飾られ、アパート内のカーペットや従業員のユニホームにも「トランプ」と書かれている。居住者たちは大統領選の投票が行われた8日まで「トランプの名前を外せ」運動を展開し、数百の署名を集めていた。

トランプ氏の予想外の勝利でニューヨーク市民は失望したが、その中でもマンハッタンでは数多くの反トランプ集会が開かれるなどしている。名称が変更されるトランプ・プレイスの居住者であるケビン・デュモントさんはエクイティ・レジデンシャルの判断について「先週のこともあったから、ちょっとした達成感はある」と話す。

一方、トランプ一族のファミリー企業である「トランプ・オーガニゼーション」もこの件に関して声明を発表し、名称変更は何年も前に同意し決まっていたものだと主張。「双方の同意によって」名前が取り外されることになるとした。ただし声明ではいつごろ名称変更についての合意に至ったかは記載されていない。

エクイティ・レジデンシャルのマーティ・マッケナ第1副社長はトランプ・オーガニゼーションと「前から話し合いの場を持っていた」と指摘。「しかし政局に巻き込まれる懸念があったため、大統領選が終わるまでは待とうという結論だった」と話す。

マッケナ氏は名称変更の話し合いがいつから行われていたのかは明かせないとした。エクイティ・レジデンシャルは不動産王として知られるサム・ゼル氏が会長を務め、全米で数万棟の集合住宅を所有している。

ハドソン川沿いの開発プロジェクトはトランプ氏が率いるベンチャーと香港の投資家らが1990年代に共同で開始し、2005年にエクイティ・レジデンシャルに売却した。

トランプ氏は自らの名前を製品などのブランドとして利用し、冨や名声のイメージを作り上げようとしてきた。しかし選挙期間中に移民政策や女性に関する過激な発言を行ったことでさまざまな企業が「トランプ」名義のビジネスと距離を置くようになり、数十年にわたって続けてきた戦略が裏目に出る場面もみられた。

今年初めにはトランプ氏が所有するホテル会社が同氏の名前をつけない新たなブランドを展開することを決定。テクノロジーに精通したより若い世代をターゲットにしたチェーンは、サイオンと名付けられている。

シェアする

フォローする