中国で「ニセ秋田犬」横行 血統良ければ1000~2000万円で取引

海外で日本の秋田県が人気なのは知っていましたが、やはり中国で偽物が出回ってしまったようです。なにかと偽物好きな国がらなので、いつかはやるだろうと思っていましたが、こうして生き物まで偽物を販売するとなると黙って見過ごせませんね。また販売価格は、高いモノになると1頭1000万~2000万円になるようで、とてもペットの価格からは逸脱しているような気がします。そこまでお金をかける秋田県の魅力とは一体なんなのでしょうか。キリッとした堅実そうな表情が特徴的です。

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日本犬では唯一の大型犬で、天然記念物に指定されている「秋田犬(あきたいぬ)」のニセモノが、中国で横行しているという。血統が良ければ、同国では1頭1000万~2000万円で取引される犬もいるため、悪質ブリーダーが“雑種”を秋田犬として販売しているようなのだ。ニセモノ大国の暴挙を阻止するため、公益社団法人「秋田犬保存会」が動き出した。

「秋田犬という『日本古来の種』を守るため、保存会では血統証を発行しているが、中国では悪用・偽造されている疑いが強い。このまま放置しておくと、中国産の『ニセ秋田犬』が世界中に広まる恐れがある」

秋田犬保存会の遠藤敬会長(日本維新の会衆院議員)は、脅威にさらされている秋田犬の現状について、こう憤った。

「忠犬ハチ公」のエピソードで知られる秋田犬は、飼い主に忠実なうえ、利口で勇敢な家庭犬である。ロシアのプーチン大統領や、キャロライン・ケネディ駐日米大使も愛好し、ヘレン・ケラーも飼育していた。

日本では、数万円から数十万円で取引されるが、2009年にリチャード・ギアが主演した米映画「HACHI」の公開後、海外での人気に火がついた。中国の富裕層も熱狂し、いつの間にか高額化し、ニセ秋田犬が広まったという。

こうした現状を憂慮した遠藤氏は、10月23日に中国・北京で開かれた「中国秋田犬クラブ展覧会」(主催=秋田犬保存会)に出席し、中国人愛好家に対して、ニセモノ対策の必要性を強く訴えた。

秋田犬の「血統証」は、保存会が申請を受けた秋田犬に発行しているが、中国では偽造「血統証」も出回っている。さらに、秋田犬は1回の出産で数頭産むのが限界だが、中国からは最近、「十数頭生まれた」という不可解な申請も増えているという。

全世界で、秋田犬の登録数(犬籍)は15年が3667頭だったが、今年8月までに4130頭と一気に増えている。中国のニセ秋田犬が混じっている疑いもあるという。

遠藤氏は「中国発の偽ブランドとまったく同じ構図だろう。秋田犬は、日本の長い歴史と風土の中で、先人が大切に育ててきた犬だ。今後、血統証の発行審査を厳しくして対応する」と話している。

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