電車の座席が窮屈な理由は「肩幅」にあった

朝のラッシュ時に乗車するとまさに地獄を見てきたかのような疲れにどっと襲われます。毎朝この地獄電車に乗って通勤している世の働いている人を尊敬します。これが嫌でサラリーマンをやめる人もいるでしょう。のんびり田舎に引っ越して農家でも始めようと急に思い立つ人は、サラリーマンという時間に追われ人にもみくちゃにされる人生に終止符を打ってきた人なのかもしれません。確かにのんびり自分たちで自給自足していけるような生活は豊かで幸せなのかもしれませんね。どうにかこの通勤電車の混雑が解消されたらいいのですが、今どのような座席にしたらいいのか研究されているようですね。

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通勤電車のシートに座っていたら隣の乗客が下車。次にその席に座った人が大柄で窮屈な思いをした――。こんな体験をした人は少なくないだろう。

たとえば横1列に7人が並んで座れるロングシート。以前は色分けやくぼみなどによる座席区分はなかった。小さい子供が座る場合、1人分のスペースを必要としないので、浮いたスペースを有効に使えるし、車内がそれほど混んでいない場合は、乗客同士がほどよく隙間を空けて座ることもできる。しかし、誰か1人が中途半端な位置に座ると6人しか座れない。そこで、最近の通勤列車では7人が隙間なく座れるように、座る部分にくぼみを付けたり色分けしたり、あるいはロングシートが2人、3人、2人と区分できるように仕切り棒を付けたり、といった座席区分を行なっている。

■JIS規定のシート幅は43.3センチ

とはいえ、7人が整然と座ったとしても、隣の人が大柄だったり、あるいは隣の人がひざの上に大きな荷物を抱えていたりすると、窮屈に感じる人もいるだろう。あるいは、自分が車内で座ったままノートパソコンを開いて仕事をしようとすると、自分のひじが隣の人の邪魔になるかもしれない。1人当たりのシート幅がそもそも狭いという可能性はないだろうか。

1人当たりシートの長さはどうやって決めているのか。JIS(日本工業規格)ではロングシートの1人あたり座席幅は43.3センチとしている。また、やや古い資料であるが、日本鉄道車輌工業会が1979年に作成した「人間工学データシート」によると、「主として通勤形車両に使用される縦型腰掛(ロングシート)の1人あたり座席幅は43センチが適当である」と記載されている。「比較的楽な座姿勢がとれ、ほどよいゆとりのある寸法である」という。

だとすると、43センチあれば十分ということになるが、JR西日本・車両設計室の大森正樹課長は「人間の横幅でもっとも長いのはどこかを考える必要がある」と言う。

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