秋ドラマは“豊作” 視聴率だけでは分からない満足度が高い6作品

ドラマを愛する私としても、今期はいいドラマが多くて嬉しい限りです。玉木浩二さん演じる「キャリア~掟破りの警察署長~」でもちょこちょこギャグなどが組み込まれていて、見ていて飽きない内容になっていると思います。あまり真剣過ぎる1時間も疲れるので、間にこうした気の休まる瞬間があると見ていても楽しいですね。実際に市民に寄り添う警察の官僚がどれほどいるのでしょうか。警察の汚職問題は常に取り上げられています。今この日本に善良だと呼ばれる警察官も、組織の中に入ることでその流れに逆らえなくなってしまうのかもしれません。

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民放各局のプライム帯(よる7時から11時)放送の10月スタートドラマがほぼ出揃った。初回視聴率は米倉涼子主演の人気シリーズ「ドクターX」(テレビ朝日系)が20・4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区 以下同)と好発進、2位「IQ246~華麗なる事件簿~」(TBS系)の13・1%を大きく引き離した。一方、視聴者の各作品への“満足度”という点では、高い評価の作品が多く、豊作の予感だ。

データニュース社(東京)のテレビ視聴アンケート「テレビウォッチャー」(対象3000人)によると、プライム帯民放ドラマ12作品中6作品が、高満足度の基準3・7(5段階評価)を上回る好スタートとなった。これは1月期の3本、4月期の5本、7月期の2本と比較すると今年最高の数となった。

初回満足度トップは視聴率と同じく「ドクターX」の3・99で、2位は「ラストコップ」(日本テレビ系)の3・80。いずれも人気シリーズとSPドラマで好評を得ての続編で、初回からファン視聴者が多いため高満足度になる傾向にあるといえる。

続編ではない本当の意味での“新”ドラマで、初回から高満足度を記録したのは、新垣結衣主演「逃げるは恥だが役に立つ」(TBS系)と、菅野美穂主演「砂の塔~知りすぎた隣人」(TBS系)の3・74、石原さとみ主演「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子」(日本テレビ系)の3.72、玉木宏主演「キャリア~掟破りの警察署長~」(フジテレビ系)の3.70の4本だった。

同調査の視聴者感想から高い満足度を獲得できた理由を探ると、「逃げ恥」は「新垣結衣は相変わらずかわいい」(36歳女性)、「ガッキーがかわいすぎる」(33歳男性)、「校閲ガール」については「石原さとみの洋服がかわいい」(55歳女性)、「石原さとみ、超可愛い」(44歳男性)など、内容の評価はもちろんだが、いずれもターゲットの女性層だけではなく、男性からも主演女優が“かわいい”という意見が多く、高満足度への要因の一つとなっている。

一方「砂の塔」と「キャリア」は対照的。「砂の塔」はタワーマンションの主婦たち住んでいるフロアによってランク分けされ、さらに周辺で起きる事件を描いたサスペンス。「ドロドロでおもしろい」(31歳女性)、「不気味な近隣住民が怖くておもしろい」(44歳女性)など、予測不能な展開を感じさせるスタートが今後の期待感をあおり、視聴者の人気を得た。

「キャリア」は、キャリア官僚の警察署長が自ら街へ出て事件を解決するという“平成版・遠山の金さん”を掲げる痛快刑事ドラマ。「玉木宏の署長が、行動力あり優しさありで見ていてほっとした」(54歳女性)、「正義が勝つという王道的なところが安心。ハマりそう」(44歳女性)など、日曜の夜に求められるキーワードの一つ、「安心感」で視聴者をつかんでいる。

初回満足度が高い作品が多いということは、今後の展開への期待値が高いということ。問題は2、3話の展開。ここで期待を裏切ると急落という悪い流れにつながる。師走を待たずに、勝負は10月中についてしまう可能性もある。

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