USJ大炎上「呪い人形」事件はどこで間違えたのか?

日本人形は怖い、このイメージは誰もが持っているものだと思います。当時作られた時にはそんな思いはなかったのかもしれませんが、長年の歴史の中でなんだかホラーに結びつく存在となりました。実際、祖父母の家に遊びに行った時に、こんな日本人形が部屋の隅に置いてあったら怖くなりませんか?よく呪いの人形だったり、髪の毛が伸びる、など色々な噂話が独り歩きしていますが、何もないと分かってはいても、人形には魂が宿ると言いますし、ちょっと不気味ですよね。

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神社に供養のためにおさめられた日本人形を借り受け、お化け屋敷をつくったユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)が、日本人形協会から猛抗議を受け、ネットでも炎上している。事の是非はさておき、USJはメディア対応や事前のリスク洗い出しなど、多くの点で失敗している。(ノンフィクションライター 窪田順生)

● 初動対応のマズさで USJがネットで炎上

「リ・ボーン!  さあ、やり過ぎよう、生き返ろう」のかけ声で15周年記念を盛り上げるユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)に、「やり過ぎ」の批判が寄せられている。

18日、人形メーカーなど全国約400社が加盟する日本人形協会が、USJに対して抗議文を送付したと発表した。

問題とされたのは、人形供養で知られる和歌山県の淡嶋神社から借り受けた、600体以上の日本人形を用いた迷路型お化け屋敷「祟(TATARI)~生き人形の呪い~」だ。USJのみならず、淡嶋神社も抗議文送付の対象となった。

日本人形協会の「日本人形を呪いや祟りといった恐怖の対象として扱っており、メーカーや小売業者への営業妨害になる」という抗議文が大きく取り上げられ、「さすがに本物の人形はダメでしょ」「元の持ち主の許可を得ていないのはよくない」という批判が、USJや淡嶋神社に向けられる事態となったのだ。

この話に対しては、みなさんもいろいろな意見があるだろうが、ここまで「批判色」が強くなってしまったひとつの要因には、USJの「初動対応」のマズさがある。

抗議を報じたメディアの第一報では、USJ側のこのような対応が報じられた。

《USJは「抗議文の指摘は法的な根拠に基づいたものではなく、アトラクションは予定通り続ける。ただ、貴重な意見として参考にしたい」とコメントしている》(時事通信10月18日)

外資系企業にはこういう決まり文句が多いのだが、日本の広報コミュニケーションでは、「被害者」を名乗る人がいるリスク下では、法律論を持ち出すのはご法度とされる。俳優・高畑裕太氏が釈放された際、弁護士が「違法性の顕著な悪質な事件ではなかった」という声明を出して大騒ぎとなったように、いたずらに議論を活性化し、ネガ論調を長引かせるだけだからだ。

実際にこのコメントによって、ネットでは「法的にセーフでも社会常識としてアウトだろ」などのツッコミはもちろん、「奉納したのだから所有権は放棄しているのでは」「貸し出しているだけだから問題ない」など喧々囂々と議論が活性化。結果として、「燃料」が投下されたような形になってしまったのだ。

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