<門真・4人殺傷>叫び声で長女「知らない男が父に馬乗り」

ある日突然、幸せだった家族の生活の中に見知らぬ男が家に押し入り、次々と家族を殺傷していくようなことがあったらどうでしょう。もうトラウマになって、その光景は生涯消えることはないでしょう。犯人は殺意をもって父親を狙ったようですが、その周囲にいる家族まで傷つけたようです。犯人がそこまで行動に起こさなければならない理由は何のでしょうか。抑えられない感情が衝動的にさせたのか、どんな理由があろうと人を殺めてはなりません。一人一人に家族や大切な人がいて当たり前で、そこからは憎しみと悲しみしか生まれないのです。

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◇15歳長男が24歳容疑者を取り押さえる 服は血だらけ

刃物を持った男が突然、民家に押し入り、寝ていた一家を次々に襲った。19日、大阪府門真市の大工、川上幸伸さん(43)が自宅で刺されて死亡し、10代の長女や長男ら3人も切りつけられて負傷した事件。現場周辺は救急車やパトカーが集まって騒然とし、近所の住民らは「一体何があったのか」「なぜこんなことに」と肩を震わせた。

大阪府警によると、2階で寝ていた長女が突然、「おまえ誰や」という父の叫び声を聞いた。2階にある川上さんの寝室で事件を目撃した長女は、「知らない男が父親に馬乗りになって刺していた」と説明したという。その後、長男(15)が暴れる同市北岸和田3、定時制高校生、小林裕真(ゆうま)容疑者(24)を床に押さえ込んだ。上着が血だらけの小林容疑者は逃げようとせず、府警門真署員が駆け付けた際、2階廊下でうずくまるように座っていたという。長男は近くで倒れていた。

近所に住むパートの女性(43)はパトカーのサイレンの音で目が覚めた。「外に出ると、パトカーがたくさん来ていて驚いた。自分にも子どもがいるので不安だ」と話した。近くに住む別の男性(41)は、長女が川上さんの長男と小中学校の同級生といい、事件をニュースで知って駆け付けた。男性は「川上さんは小学校の運動会に毎回来て、脚立を使って長男らを撮影していた。『子どもが好き。かわいい』と話していた」と振り返り、「すごく優しく、親しみやすい人だった。他人から恨まれるような人ではなく、どうしてこんなことになったのか」と悔しさをにじませた。近所の別の女性(40)も「やさしそうな人だったのに。何があったのか」と声を詰まらせた。

殺人未遂容疑で現行犯逮捕された小林容疑者の自宅は、川上さん宅から南東約600メートルの距離にある。近所の人によると、1階で母親が飲食店を経営している。店の常連という男性(50)は「5、6年前に母親から『高校生の息子が引きこもりで悩んでいる』と聞いたことがある」と話した。

川上さんと小林容疑者との関係は分かっていない。19日午前、府警の捜査員が小林容疑者宅に出入りする姿が見られた。【道下寛子、伊藤遥、村田拓也】

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