音が頼りのゴールボール、声援でかき消される

健常者のスポーツとは違い、目の見えない視覚障害者がおこなう競技では、選手同士の掛け声や身に着けている鈴の音を頼りに、仲間の位置や状況を頭の中で把握して行います。これが周りを取り囲む観客の声援によってかき消されてしまい、事故へと繋がりかねないと日本代表の市川喬一ヘッドコーチが怒り心頭です。試合中に静かにしてもらうようにと呼びかけを行いましたが、それでも声援は最後まで消えなかったようです。確かに味方のプレイに声がつい漏れてしまいそうになるかもしれませんが、色々なことを配慮し、見る側のマナーもきちんと守らなければなりませんね。

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音が頼りのゴールボールで、会場の声援がやまず、パラリンピック女子日本代表チームが困惑する一幕があった。

9日に行われた対ブラジル戦。ブラジル選手がシュートなどをするたび、大声援がわき起こった。ゴールボールでは、球の鈴の音と味方の声が頼りだが、すべてかき消された。このためアナウンスとボードで、観客に静かにするよう求めたが、競技中の声援は最後までなりやまなかった。

声援が直接の原因による失点はなく、試合は2―1で日本が勝利した。日本代表の市川喬一ヘッドコーチは試合後、「20年近く関わっているが、こんなにうるさいのは初めて」と怒り心頭。「声が聞こえず、味方同士でぶつかってしまって選手の安全が守れない。国際競技連盟に状況を伝える必要があるかもしれない」と強く非難した。

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