世界初の顔面移植患者が死亡 仏女性、手術から10年余り

薬物の使用で意識を失っている間に、飼い犬に顔面を食いちぎられるという、恐ろしい体験をした女性。まず飼い犬であるにもかかわらず、主人の顔を食いちぎるとは、一体全体どういうことなのでしょうか。よっぽど懐いていなかったのか、主人が反応しないことによりパニックを起こしてしまったのか事実はわかりませんが、これにより彼女は世界初の顔面移植手術を受けることになります。この後は拒絶反応と、それを抑制するための薬による副作用との戦いです。最後は副作用によりがんが発症しやすくなるということで、予想通りガンとの闘病生活の末、今年の4月に亡くなったそうです。

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【AFP=時事】世界初の顔面移植手術を受けたフランス人女性のイザベル・ディノワール(Isabelle Dinoire)さんについて、同国北部アミアン(Amiens)の病院は6日、「長い闘病生活の末」に今年4月に死亡していたことを明らかにした。

薬物を服用して意識を失っていた最中に飼い犬に顔面を食いちぎられたディノワールさんは、38歳だった2005年、脳死したドナーから鼻と唇、あごの移植手術を受けた。同病院はディノワールさんの訃報をこれまで公表していなかった理由について、遺族のプライバシーを守るためだったと説明している。

日刊紙フィガロ(Le Figaro)によると、ディノワールさんの体は昨年になって移植組織に対する拒絶反応を示し、唇を部分的に使えなくなっていた。だが、拒絶反応を抑制する薬剤の副作用で体ががんに侵されやすくなり、2種類のがんを発症していたという。【翻訳編集】 AFPBB News

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