給与や会社経営話し合う場で急に発砲か 和歌山4人死傷

どんなに理不尽で許せないようなことがあっても、そこで周囲の人間を巻き込んで傷つけたり殺してしまったら、もう悪を一人で背負うのは自分自身。手を出した方が負け、とよく子供の頃から言われてきましたが、まさにそんな社会の中にいるのだと思います。立てこもりの中で多くの人を殺してしまい、もう後戻りできない現状に、自分自身罪悪感におしつぶされそうになりながら、冷静になって事件を起こしてしまった自分の両親のことを考え、最後には自らの命を絶ってしまった溝畑泰秀容疑者。

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和歌山市の土木建設会社「和大(わだい)興業」(塩屋1丁目)で従業員4人が死傷した拳銃発砲事件で、従業員らは撃たれた8月29日朝、殺人容疑などで指名手配された溝畑(みぞばた)泰秀容疑者(45)=同31日に自分の腹を撃ち死亡=と給与や今後の会社経営を話し合うために会議室にいた際、急に発砲されたことが捜査関係者らへの取材でわかった。経営を巡るトラブルがなかったか調べている。

県警によると、従業員4人は8月29日午前8時50分ごろに社内で相次いで撃たれた。捜査関係者などによると、覚醒剤取締法違反の罪で実刑判決が確定した溝畑容疑者はこの日が刑務所への収監日だった。雨天で工事現場へ出なかった従業員らは、同社経営者の次男で専務を務めていた溝畑容疑者が収監中の会社の運営や残業手当などの支払いに関して話すため、会議室に集まり、1時間以上雑談していたところ、突然撃たれたという。

溝畑容疑者は直後に逃走。31日未明から同社近くのアパート付近に自動式拳銃2丁を持って立てこもり、同日午後6時40分ごろ路上で自身の腹を撃って約2時間後に死亡した。

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