社会的入院、1年超の子どもも 虐待恐れ退院できず

親の虐待や育児放棄から治療が必要な子供たちが入院する施設、体力や傷が回復した後も入院を続けていることで、ベッドの空きがなく、病院内は孤児院と化している状態になっているようです。新生児用のベッドに生後6か月になる乳児が寝かされていることもあるくらいベッドに空きがないようで、このような状況を早急に改善しなければなりません。というよりもこんなにも生まれたばかりの新生児が親から愛情を受けずに病院に運ばれているという事実に驚きですが、現実を見ると泣き言を言っていられないのでしょう。

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入院した子どもが、保護者に虐待や養育力不足の疑いがあるため治療後も退院できない「社会的入院」について、1年を超えたり、当初から医学的な入院理由がなかったりするケースが大阪府内で複数ある実態が、一般社団法人大阪小児科医会の調査でわかった。「虐待が心配で家に帰せない」「施設に空きがない」などの理由からだ。

【写真】長さ70センチほどの新生児用ベッド。乳児院に入れず、6カ月ごろまでこうした病院のベッドで過ごした乳児がいた=大阪小児科医会提供

医会は、小児科病床がある府内106病院を対象に昨年9月から調査。昨年6月までの3年間で、4日以上の社会的入院が少なくとも30病院で延べ168人いた。追加調査で、うち76人の詳しい状況がわかった。

医会によると、大阪市近郊の病院では、10歳男児が内科の病気で入院。ネグレクト(育児放棄)の疑いがあり、治療後も1年近く社会的入院が続いた。大阪市内で36日間入院した1歳男児もネグレクトの疑いがあり、医学的な入院理由はそもそもなかったとみられるという。

76人のうち37人は、入院時の年齢が1歳未満。

社会的入院の期間は、1年以上が3人、30日以上1年未満も20人いた。

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