宮崎駿の映画初監督作『カリオストロの城』が名作な理由

カリ城なんていう造語を付けないで欲しいです。何でも略してしまうのが今の風潮かもしれませんが、今回は納得できません。カリオストロの城で好きなシーンは何ヶ所かありますが、冒頭に国営カジノの金庫に保管してあるお金を盗んで、車がタイヤが外れたりとボロボロになりながら走行する場面です。幽閉されているお姫様のクラリスに、万国旗を渡す手品も良かったです。抱きしめられた時にルパンも抱きしめ返していたら?なんていう他の世界線のストーリーで新作を作ってもらいたいです。おじさまと呼ぶくらい二人の間には年齢差がありますが、それでもファミリーで見れる純愛は1979年12月15日の公開日から40年経過した今でも名作として語り継がれています。物語の最後に、結局何も盗らずに逃げ去ってしまうルパンに、銭形警部が「奴はとんでもないものを盗んでいきました・・・あなたの心です」という名言が大団円に花を添えてくれます。

 1月19日、日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」で放送される宮崎駿の映画初監督作『ルパン三世 カリオストロの城』(以下『カリ城』と表記)。今回で16回目の地上波放送だが、過去6回20%以上の視聴率を獲得しているこの作品の魅力は、どこにあるのだろうか?

 『カリ城』が公開されたのは1979年12月15日。今や世界的にも評価が高い作品だが、公開時の配給収入は3億500万円で、決してヒット作とは言えなかった。だがアニメファン、映画ファンの間で公開後にその面白さが口コミで広がっていった。

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