“杖で横断歩道ない道路” 90歳女性死亡 28歳男”過失運転致死”容疑で逮捕状請求 札幌市

随所で話を聞いていると意外にも28歳ドライバーを擁護する意見が多く見受けられました。曰く深夜に横断歩道も使わずにゆっくりと渡ろうとする、そんな老人がいるとは普通は思わず運が悪かったと。確かに常識からすれば滅多にありえないことでしょうが、痴呆症で夜中抜け出すような方もいます。そもそも夜間だからとスピードを出さず前照灯を上向きにして、運転に集中できていれば、急な飛び出しでは無い相手は察知できるのではないでしょうか?もちろん道路交通法として横断歩道付近では歩行者の利用義務はあるので、運転手側のみの過失とは思いません。交通ルールというより道路に対する危険認識が沿うほう甘かった、そう思わされる事故でした。

 札幌市西区の道道で5月8日未明、90歳の女性が倒れているのが見つかり、間もなく死亡が確認されました。警察は8日午後、過失運転致死容疑で28歳の男の逮捕状を請求しました。男は警察に「高齢の女性が倒れている」と通報していました。

 杖をついて車道をゆっくりと歩く女性。この直後、女性ははねられました。

 記者:「亡くなった入井さんは、こちらの道路を横断中に、札幌方面に向かう車にひかれました」

 8日午前2時前、札幌市西区琴似3条7丁目の道道で、「高齢の女性が路上に倒れている」と、28歳の男から警察に通報がありました。

 倒れていたのは、札幌市西区山の手に住む無職、入井ミヨヱさん(90)。

 警察によりますと、入井さんの頭部には、車にひかれた跡が見つかり、その場で死亡が確認されました。さらに…。

 記者:「現場では、車の破片や、剥がれおちた塗装なども見つかったということです」

 見つかった塗装は、通報者の男が乗る車と色が似ていたことなどから、警察が調べたところ、車の前方にあるナンバープレート付近から、塗装がはがれた”傷”が発見されました。

 警察が、あらためて通報者の男に事情を確認すると…。

 通報した男:「黒いものに乗り上げた。Uターンして調べたら人だった」

 警察は、8日午後、過失運転致死容疑で、28歳男の逮捕状を請求しました。

 一方で、なぜ、入井さんは、「横断歩道がないところ」を横断しようとしたのか。

 近所の人:「横断歩道まで距離が長いと面倒だから途中でわたる」「信号が変わるのを、待ちきれなくてわたってのではないか」

 記者:「こちらが、防犯カメラにあった場所です。女性はこの辺りを横断したとみられています。約20メートル先には押しボタン式の信号機が付いた横断歩道がありました。

 近所の人の話では、交通量が少なくなると、信号機を使わずに、横断する人も少なくないといいうことです」

 現場を、あらためて確認したいと思います。現場は見通しの良い直線、片側2車線の道路です。

 入江さんは、こちらに向かって斜め横断をして、車にはねられたとみられています。

 最も近い横断歩道まで、20メートルの場所ではねられたとみられています。

 北海道警察によりますと、過去5年間で、歩行者が交通事故で死亡した数は197人。うち65歳以上の高齢者は164人と8割を超えています。そのうち、”横断歩道”以外の場所での死者数は、106人にのぼります。

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