たんすから“お宝”発見 菅原道真描いた「天神縁起絵」の掛け軸 「トップクラスの保存状態」

昔、乳が好きだったので、よくお宝鑑定団のテレビを一緒に見ていたのですが、毎回家からの掘り出し物で、よくこんなにも眠っているお宝が続々と見つかるモノだなと感心していました。私の実家を隈なく探したところで、こんな古びたお宝は眠っていないでしょう。やはり代々継がれた古くからあるお家は持っている家宝も凄そうです。こんな掛け軸なんて見たことがありません。たまに骨董品屋で見つけてきたというお宝を持ってきた人が数百円程度の値がつけられてがっかりして帰っていきますが、骨董品屋でお宝を見つけるのは、相当な目利きでなければ見つけられないでしょう。

「天神さま」として信仰される菅原道真を描いた「天神縁起絵」の掛け軸が福岡県小郡市で見つかった。掛け軸形式の天神縁起絵は全国で十数件しか確認されていないという。江戸時代に描かれたとみられるが退色がなく、識者は「全国でもトップクラスの保存状態で大変貴重な資料」と評価している。

掛け軸は2幅あり、いずれも縦185センチ、横64センチ。昨年4月、同市稲吉地区で老松神社の氏子が代々管理するたんすから発見された。顔料などから江戸時代作成と推定されている。

掛け軸は、11段に区切って計46の場面を描写。道真が京から大宰府に左遷され天へ無実を訴え続けた生涯を描く第1幅と、道真の怨霊が京を襲い天神として祭られる過程を描いた第2幅。

縁起絵は鎌倉時代以降、天神信仰を広げるため、道真を祭る全国の神社で絵巻が作られた。南北朝時代以降、より多くの人に絵を見せるため掛け軸形式に発展したとされる。掛け軸形式は福岡県内では太宰府天満宮所蔵の2件しか確認されていない。他の天神縁起絵では確認されていない母子を描いた場面もあり、同天満宮文化研究所の味酒安則主管学芸員は「今後の調査で新たな発見の可能性もある」と話す。

シェアする

フォローする