「荒れ墓」「無縁墓」…墓を継ぐ人がいなくなる

自分がこの世から去った後に、家族が自分の墓をどのようにしていくのか気になるとこです。現在は、亡くなった祖父母の墓に月に1度ほど行って、花を交換したり湯呑に入った水を交換したりと、色々手を加えていますが、これも亡くなった人を近くに感じているからこそ。やはり行かない人は何十年も行かないのが現状です。私も結婚する前はこれほど多く墓参りに行くこともありませんでした。それぞれの過程でお墓に行く頻度も変わってくると思いますが、月一で墓参りに行ける環境はとてもいいと思います。

この年末年始、全国でいくつかの「墓じまい」があった。墓参りする人がいなくなり、墓自体を処分したのだ。「墓じまい」には至らずとも、「雑草に覆われて墓石も見えない」などの「荒れ墓」、使用者が不明の「無縁墓」は増え続けている。荒れ放題にしないため自治体も対策に乗り出し、「墓守代行」「レンタル墓」なども広がってはきた。しかし、少子化や過疎化など荒れ墓を生む要因が大きく変わるわけはなく、人口減少社会・日本では今後、引き継ぎ手のいない墓はさらに増えていく。あなたの肉親や近親者のお墓は?(Yahoo!ニュース編集部)

「墓じまい」の現場

あと数日で新年を迎えるという昨年12月。埼玉県さいたま市の市営墓地で「墓じまい」があった。朝9時。今にも雨が降りそうな空の下、墓地に隣接する道路に4トントラックが横付けされ、作業は始まった。

トラックから降りたのは職人ら4人。墓石にベルトを巻き、クレーンでつり上げる。高さ約2メートル、重さ約1.5トン。墓石が荷台に載ると、親方が「塔婆を持ってこい」などと若い作業員に指示していく。墓石の下にある「納骨室」には、たっぷり水がたまっていた。20分ほどかけてそれも排出。三つの骨壺を取り出すと、男たちが両手で丁寧に運んでいく。遺骨は後日、乾燥させて砕き、海で散骨するという。

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