大型恐竜、卵のふ化に半年=遅いのが絶滅の一因か―米国チーム

大型恐竜の卵が孵化するまでには約半年もかかるそうです。産み落とされてから半年も小さな卵を外敵から守らなければならないというのも一苦労ですね。だからこそ別の肉食動物に食べられてしまったり、天候による災害により流されてしまったりと、大半の大型恐竜が孵化せずに終わってしまった可能性もあります。氷河期により絶滅したのはもちろんですが、こういった理由も絶滅してしまった一因になっていたのでしょう。人間はお腹の中で育てるので、卵を守る必要もありません。しかし産み落とした卵を常に持ち歩くわけにもいかないので、自分の食料を確保するためにも一時的に卵のそばから離れなければなりません。大切な我が子を守り抜くというのはどの生物人とっても大変なことですね。

恐竜の卵はふ化するまでに大型種で半年、小型種でも3カ月はかかったとみられることが、化石の詳細な調査で分かった。米フロリダ州立大などの研究チームが4日までに米科学アカデミー紀要電子版に発表した。

恐竜は大まかな分類では爬虫(はちゅう)類の仲間だが、小型恐竜から進化した鳥類の卵はふ化まで11~85日程度と早いため、恐竜も早いとの見方があった。

卵のふ化が遅いと、肉食獣に食べられたり、洪水や嵐に遭ったりする危険性が高まる。恐竜が約6500万年前の白亜紀末に絶滅したのは、ふ化が遅く、巨大隕石(いんせき)の衝突などで環境が急変する中、激しい生存競争に負けたことが理由の一つかもしれないという。

調査対象は、カナダで見つかった大型草食恐竜ヒパクロサウルスと、モンゴルで発見された小型草食恐竜プロトケラトプスの卵からかえる直前の子の化石。卵の重さはそれぞれ約4キロ、194グラムだったとみられる。研究チームは、歯の成長に伴って残る年輪のような細かい線をX線コンピューター断層撮影(CT)などで分析し、ふ化までの期間を推定した。

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