道路をまたぐ大型バス、渋滞解消のはずが巨大障害物に 中国

中国でこちらの道路をまたぎながら走る巨大なバスの構想が出た時に、絶対に無理だろうと思いましたが、あれから実際に作られて、テスト走行ですが走っていたんですね。しかしやはり渋滞を解消するためのバス自身が、渋滞の元になるという最悪の結果になってしまったようです。普通に考えたら無理なのも分かるような気がするのですが、さすがは中国です。しかし子供の頃に前の車の頭上を越えて渋滞を走り抜けていけたらいいなという、子供の夢のような構想はありました。実際に作ってしまうあたりが凄いですね。

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中国・秦皇島(CNNMoney) 高い車高で道路をまたぎ、何台もの車の頭上を追い越して走る姿で世界中の注目を浴びた中国の大型バス「TEB」のプロジェクトが頓挫した様子だ。

TEBの走行実験映像は今年8月に公開され、ソーシャルメディアで大きな話題を呼んだ。しかし交通渋滞を解消するはずだったこのバスは今、中国北部・秦皇島の実験場で交通の妨げになっている。

同地の道路は幅約7.9メートルあるTEBの車体と実験用車線が半分を占領し、車は上り・下りとも片側1車線しか通行できない状態にある。

TEBの全長は約22メートル、高さ約4.9メートル。専用レーンは地元自治体がTEBの走行実験のために建設した。新華社通信によれば、実験場のある場所は同バスを製造したTEBテクノロジー社が8月末までに元の状態に戻す予定だった。

しかし地元自治体の当局者によれば、実験施設はそのままの状態で放置され、交通問題を引き起こしているという。「TEBが今後どうなるのかも、実験用レーンをどうすればいいのかも分からない」と当局者は話し、住民からは苦情の電話がかかってくるとこぼしている。

8月の走行実験では、乗客を乗せたバスが高速道路の2つの車線をまたいで走る様子が公開された。

しかしその直後から中国国営メディアは、同プロジェクトで使われていた規制が緩い投資形態のP2P融資などに対して疑問を投げかけていた。中国ではP2P融資に絡む詐欺事件も発生している。

地元の報道機関は、TEBの推進者が出資者に過度の見返りを約束して資金難に陥ったと伝えた。

同社には何度電話をかけてもつながらず、数日前にCNNが取材に訪れた北京のオフィスはほとんど電気が消えていた。建物の中では北京の街の模型の上をミニチュア版のバスが走行していた。

社内にいた従業員によれば、秦皇島にあるTEDは単なる試作車で、実用車は来年半ばまでに完成する予定だったが「今は資金が底を突いて会社には何もできない」状態だという。

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