学校での「10分昼寝」は爽快?疑問? 集中力アップに効果 「強制」に批判、廃止の例も

自分も仕事の細かい休憩中に突っ伏して夢近くに落ちることがありますね。軽く休むだけでリラックスは出来ますし、悪い話ではないでしょう。勿論大人と成長途中の子供にどの程度の差があるかは、既に実感できる年齢ではないですけどね。ただ皆が全員、良好な成果が出るかと問われると、是とは言えないんですよ。単純に意識が落ちれず暇を持て余してしまう子には苦行になることもあります。そうですね…現代人としては就寝時間が遅くなり、スマホで目を傷める習慣が増えているなら、昔より休む行為が効率よくなっているのかもしれません。むしろ野比家長男でもあるまいし、十分程度の時間で眠れるお子さんがいることに驚きましたけどね。あとマイナスになりやすいケースとしては、消化不良の様にまだ寝たいのにたたき起こされること。まあ個人的には大抵の学校が昼食の後に長時間の休みが待っているでしょうから、寝たければそこを活用すれば良いと思っちゃうんですけどね。

全国の小中高校で注目される「午睡」

 眠気がなくなり、集中力が上がるなどとして全国の小中高校で注目される「午睡」。医学的にもその効果は証明されており、福岡市では4月、西区に新設された西都小が開校と同時に実践を始めた。一方、午睡を取り入れたものの、子どもや保護者の反対で廃止した学校も。教室での定着には課題もありそうだ。

 午後2時25分。「今からリフレッシュタイムを始めます」との校内放送と同時に、モーツァルトのBGMが全校に流れ始め、児童たちが机に突っ伏して目を閉じた。「マイ枕」や「マイクッション」を持参している子もいて、気持ち良さそうだ。担任の先生も一緒に机に突っ伏していた。

 西都小の昼下がりに、毎日見られる光景だ。10分後、午睡を終えた5年生の松野佑大君は「少し寝られて頭がすっきりした。午後からの授業も頑張れそう」と笑顔を見せた。

 同校では集中力の高い午前中に5こまの授業を行い、給食と昼休み、掃除の後、10分間の午睡。眠気をとばしてから、午後の授業に臨んでいる。朝も全校一斉のラジオ体操をしてから授業を始めるなど、オンとオフの切り替えを促す。斉藤啓一校長は「児童からも教師からも評判は上々。1年間行ったら、具体的な効果の検証をしていきたい」と前向きだ。
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「全員に強制するのは良くない」

 一方、福岡県筑前町の夜須中は2014年に午睡タイムを導入したが、1年で廃止した。

 全校一斉に午睡を取り、当初はうまくいっていたが、やがて「全員に強制するのは良くない」といった声が保護者らから上がった。別室での自由参加に切り替えて続けたが、参加者は徐々に減っていき、全校で10人程度になったため年度末でやめたという。

 清武道男校長は「寝るより体を動かしたい、図書館で本を読みたいという生徒が多かった。学力向上を狙っての取り組みだったが、現在は別の方策を模索している」と話した。

 学校での午睡の先駆けとされる同県久留米市の県立明善高は05年の開始以来、今も昼休みに10分間の午睡の時間を設け、毎年アンケートを実施して効果を検証している。

 午睡により午後からの授業の眠気を抑えられ、授業に集中できるという声は多く、受験を控えた3年生も睡眠不足を補おうと積極的という。同校の午睡は当初から任意参加。現在、日常的な参加は全校生徒の2割程度という。

 同校の午睡を指導した久留米大医学部の内村直尚教授(睡眠医学)は「全国の学校から取り入れたいという相談を受けるが、半数以上が導入を断念したり、一度始めても1年でやめてしまったりしている」と説明。原因として、日本では午睡について怠けているというイメージが根強いことや、効果を明確に感じづらいことなどを挙げる。

 内村教授は「午睡の取り組みを続けるためには、目的をはっきりさせた上で効果を定期的に検証し、生徒や保護者にフィードバックしていくことが大切」と呼び掛けている。

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